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2018年3月期 決算短信 プレスリリース | 会社案内・IR情報 | 松井証券

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(1)

平成30年4月26日

上場会社名 松井証券株式会社 上場取引所 東

コード番号 8628 UR L https:/ / www.matsui.c o.jp/

代表者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)松井 道夫

問合せ先責任者 (役職名)取締役財務部長 (氏名)鵜澤 慎一 T E L 03-5216-0606 定時株主総会開催予定日 平成30年6月24日 配当支払開始予定日 平成30年6月25日

有価証券報告書提出予定日 平成30年6月18日 決算補足説明資料作成の有無 : 有

決算説明会開催の有無 : 有

(百万円未満四捨五入)

1. 平成30年3月期の業績(平成29年4月1日∼平成30年3月31日)

(1) 経営成績 (%表示は対前期増減率)

営業収益 純営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益

百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %

30年3月期 32,210 16.2 30,480 15.0 18,532 24.1 18,632 23.8 12,908 20.7 29年3月期 27,727 △19.5 26,499 △19.7 14,939 △31.3 15,044 △31.1 10,697 △27.5

1株当たり当期純利益

潜在株式調整後1株当た り当期純利益

自己資本当期純利 益率

総資産経常利益率

営業収益営業利益 率

円 銭 円 銭 % % %

30年3月期 50.28 50.24 13.4 2.3 57.5

29年3月期 41.67 41.65 11.4 2.1 53.9

(参考)持分法投資損益 30年3月期 ―百万円 29年3月期 ―百万円 (2) 財政状態

総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産

百万円 百万円 % 円 銭

30年3月期 836,318 98,751 11.8 384.12

29年3月期 770,716 94,820 12.3 369.02

(参考)自己資本 30年3月期 98,626百万円 29年3月期 94,739百万円 (3) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フ

ロー

投資活動によるキャッシュ・フ

ロー

財務活動によるキャッシュ・フ

ロー

現金及び現金同等物期末残高

百万円 百万円 百万円 百万円

30年3月期 △39,665 △2,067 51,908 39,269

29年3月期 11,510 △2,014 △10,269 29,093

2. 配当の状況

年間配当金 配当金総額

(合計)

配当性向

純資産配当

第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計

円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %

29年3月期 ― 13.00 ― 20.00 33.00 8,472 79.2 9.0

30年3月期 ― 17.00 ― 27.00 44.00 11,297 87.5 11.7

31年3月期(予想) ― ― ― ― ― ―

※ 現時点において配当予想額は未定です。

3. 平成31年 3月期の業績予想(平成30年 4月 1日∼平成31年 3月31日)

※ 当社の主たる事業である証券業の業績は相場環境に大きく左右され、業績予想を行うことが困難であることから、業績予想は開示しておりません。この

(2)

(1) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  : 無 ② ①以外の会計方針の変更  : 無 ③ 会計上の見積りの変更  : 無

④ 修正再表示  : 無

(2) 発行済株式数(普通株式)

① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 30年3月期 259,264,702 株 29年3月期 259,264,702 株 ② 期末自己株式数 30年3月期 2,508,633 株 29年3月期 2,533,366 株 ③ 期中平均株式数 30年3月期 256,741,264 株 29年3月期 256,731,362 株 ※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です

※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項

 当社は、当期純利益に対する配当性向60%以上100%以下且つ純資産配当率(DOE )8%以上を基準に、毎期配当していくことを基本方針としております

が、業績予想を行うことが困難であるため、現時点における配当予想額は未定です。予想額の開示が可能となった時点で速やかに開示を行う予定です

(3)

○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ………2

(1)当期の経営成績の概況 ………2

(2)当期の財政状態の概況 ………3

(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………3

(4)今後の見通し ………3

(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………3

2.経営方針 ………4

(1)会社の経営の基本方針 ………4

(2)目標とする経営指標 ………4

(3)中長期的な会社の経営戦略 ………4

(4)会社の対処すべき課題 ………5

(5)その他、会社の経営上重要な事項 ………5

3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………5

4.財務諸表及び主な注記 ………6

(1)貸借対照表 ………6

(2)損益計算書 ………9

(3)株主資本等変動計算書 ………10

(4)キャッシュ・フロー計算書 ………12

(5)財務諸表に関する注記事項 ………13

(継続企業の前提に関する注記)………13

(セグメント情報等)………13

(持分法損益等)………13

(1株当たり情報) ………13

(4)

1.経営成績等の概況

(1)当期の経営成績の概況

 当期の国内株式市場は、期首に18,900円台であった日経平均株価が、米トランプ政権が法人減税に前向きな姿勢を示

したことや、仏大統領選で親EU派のマクロン氏が勝利したことなどから上昇し、6月に約1年半ぶりとなる20,000円を回

復しました。9月には、国連安保理による北朝鮮への追加制裁決議の採択や、米FOMCでバランスシート縮小開始の決定を

受けて円安が進行したことなどから、19,200円台まで下落していた株価が上昇に転じ、10月には、好調な企業決算や衆

議院解散・総選挙での与党の勝利などが相場を支え、歴代最長となる16連騰を記録しました。その後も史上最高値の更

新が続く米株価等を背景に底堅く推移し、1月に約26年ぶりとなる24,000円を回復しました。しかし、2月に発生したVIX

指数の急上昇を起点とした米株価の急落を受けて、一時は21,000円を割り込む水準まで下落し、その後は方向感に乏し

い展開となり、3月末の日経平均株価は21,400円台で取引を終えました。

 このような市場環境の中で、二市場(東京、名古屋の各証券取引所)合計の株式等売買代金は、前期と比較して16%

増加しました。当社の主たる顧客層である個人投資家についても、年間を通じて市場並みの売買が行われ、二市場全体

における個人の株式等委託売買代金は、同19%の増加となりました。なお、二市場における個人の株式等委託売買代金

の割合は19%と、前期と同様の水準でした。

 このような事業環境のもと、当社は株式取引における夜間取引の取扱いを開始したほか、顧客向け取引画面「ネット

ストック」における資産管理機能の拡充、WEB上で口座開設申込手続きが完了するよう口座開設申込画面の刷新を行いま

した。また、2016年11月に取扱いを開始した投資信託およびロボアドバイザーによるポートフォリオ提案サービス「投

信工房」では、取扱投信の拡充や最低購入金額の引き下げ、スマートフォン向けアプリの提供を開始したほか、ポート

フォリオ運用にかかる管理料が無料のアドバイス型サービスとしては国内初となる「自動リバランス」機能を追加しま

した。更に、2018年1月から開始されたつみたてNISAへの対応やiDeCoの取扱いを開始したほか、AIを活用したFX向け情

報ツール「AIチャート・FX」の提供を開始するなど、顧客向けサービスの拡充や取引環境の改善に努めました。当社の

主たる収益源である株式等委託売買代金は、前期と比較して3%増となりました。前期と比較して日中の株価変動は小さ

い状況において、デイトレーダー向けの一日信用取引の売買が伸び悩む一方で現物取引の売買が増加し、株式等委託手

数料率は上昇しました。また、FXについてはカバーモデルを変更し、収益性が改善しました。

 以上の結果、当事業年度の営業収益は322億10百万円(対前事業年度比16.2%増)、純営業収益は304億80百万円(同

15.0%増)となりました。また、営業利益は185億32百万円(同24.1%増)、経常利益は186億32百万円(同23.8%増)、

当期純利益は129億8百万円(同20.7%増)となりました。

 

(受入手数料)

受入手数料は189億68百万円(同9.9%増)となりました。そのうち、委託手数料は182億50百万円(同12.2%増)とな

りました。

 

(トレーディング損益)

トレーディング損益は、主としてFX取引のトレーディング益により、12億1百万円の利益となりました。

 

(金融収支)

金融収益から金融費用を差し引いた金融収支は103億10百万円(同11.6%増)となりました。

 

(販売費・一般管理費)

販売費・一般管理費は、前事業年比3.4%増の119億49百万円となりました。これは主として、取引所費等の増加によ

る取引関係費の増加(同5.7%増)、NetFxのカバーモデル変更等による事務費の増加(同14.3%増)、2016年11月の投

資信託の取扱い開始等による減価償却費の増加(同22.2%増)によるものです。なお、前事業年度には貸倒引当金繰入

れを3億11百万円計上しましたが、当事業年度は29百万円の戻入となりました。

(営業外損益)

(5)

(2)当期の財政状態の概況

 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末比8.5%増の8,363億18百万円となりました。これは主として、信用取引貸

付金が同29.9%増の3,080億37百万円となったことによるものです。

 負債合計は、前事業年度末比9.1%増の7,375億67百万円となりました。これは主として、信用取引貸付金の増加に伴

い短期借入金が同48.8%増の1,876億円となったことによるものです。

 純資産合計は、前事業年度末比4.1%増の987億51百万円となりました。当事業年度においては、当期純利益129億8百

万 円 を 計 上 す る 一 方、 平 成 29 年 3 月 期 期 末 配 当 金 及 び 平 成 30 年 3 月 期 中 間 配 当 金 計 94 億 99 百 万 円 の 計 上 を 行 っ て お り ま

す。

 

(3)当期のキャッシュ・フローの概況

 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、396億65百万円のマイナス(前事業年度は、115億10百万円のプラス)となり

ました。これは、信用取引資産及び信用取引負債の増減や立替金及び預り金の増減が主な要因です。  

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、20億67百万円のマイナス(前事業年度は、20億14百万円のマイナス)となり

ました。これは、無形固定資産の取得による支出が主な要因です。  

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、519億8百万円のプラス(前事業年度は、102億69百万円のマイナス)となりま

した。これは、短期借入金の純増加が主な要因です。

  以 上 の 結 果、 当 事 業 年 度 末 に お け る 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 残 高 は、392 億 69 百 万 円 ( 前 事 業 年 度 末 は、290 億 93 百 万

円)となりました。

 

(4)今後の見通し

 次期以降につきましては、引き続き経営資源をオンラインベースのブローキング業務に投下し、個人投資家にとって

最高の取引環境を提供することに努めます。具体的には、取引頻度が高い顧客向けのトレーディング・サービスとして

株式、先物、FXを継続して強化していくとともに、取引頻度は低いものの預かり資産の多い顧客や将来に向けて資産形

成を目指す顧客に向けたアセット・サービスである投資信託にも注力していきます。

 なお、当社の主たる事業である証券業の業績は、株式市況の影響を大きく受け、業績予想を行うことが困難であるた

め、業績予想は開示しておりません。業績に重要な影響を及ぼす株式等委託売買代金等の業務実績につきましては別途、

月次で開示しております。

 

(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当

 当社は、株主への利益還元を重要な経営課題の一つとして位置付けております。業績に応じた株主利益還元策の実施

を 基 本 方 針 と し、 新 た な 成 長 に 資 す る 戦 略 的 な 投 資 に よ る 企 業 価 値 拡 大 の 追 求 と 併 せ て、 株 主 の 期 待 に 応 え て い き ま

す。配当政策につきましては、業績、主たる業務である信用取引を支える最適な自己資本水準、戦略的な投資の環境等

を総合的に勘案した上で、配当性向60%以上100%以下且つ純資産配当率(DOE)8%以上を基準に、毎期配当していくこ

とを基本方針としております。

 当期において、目標とする経営指標と位置付けているROE(自己資本当期純利益率)に対する考え方を見直し、その目

標値を20%以上から8%超に変更しました。これに伴い、配当政策の基本方針も合わせて変更しました。具体的には、株

主資本コスト相当分を現金配当として還元する方針を採用し、純資産配当率(DOE)の基準を7%以上から8%以上に変更

し ま し た 。 な お、 市 況 に よ っ て 業 績 が 変 動 し や す い 証 券 業 の 特 性 を 踏 ま え、 業 績 に 連 動 す る 株 主 還 元 の 要 素 も 重 視 し、

配当性向 60%以上 100%以下の基準は維持しております。

 当期は1株当たり17円の中間配当を実施しておりますので、1株当たり27円の期末配当(予定)を合わせた年間の配当

金額は1株当たり44円となる予定です。内部留保金につきましては、オンライン証券システム等への投資や信用取引業務

(6)

2.経営方針

(1)会社の経営の基本方針

 当社は、「顧客中心主義」を企業理念として掲げ、「個人投資家にとって最高の取引環境を提供すること」を経営理

念としております。「顧客中心主義」を実践するために、変化を恐れず、過去や業界の常識に執着せず、常に可能性を

追求し、独自の発想に基づくイノベーティブな商品・サービスを先駆けて提供することに努め、顧客の期待に応えてい

きます。

 

(2)目標とする経営指標

 当社は、限られた経営資源を有効活用することで、利益の最大化・株主価値の極大化を図ることを経営目標として掲

げており、目標とする経営指標としては、資本の効率性(経営資源の有効活用度)を示すROE(自己資本当期純利益率)

が最適と考えております。また、当社は、ROEを持続的な株主価値の創造に関わる重要な指標と捉えており、中長期的に

株主資本コストを上回る ROE を実現し、価値を創造し続ける企業であることを目指しております。具体的には、当社の

株主資本コストは現状8%であることから、これを上回るROEを中長期的に達成することを経営目標としております。

 当期のROEは13.4%となり、株式等委託売買代金や信用取引平均残高の増加等を背景に、前期の11.4%から上昇しまし

た。上記の目標値を達成しており、今後も中長期的な資本効率の向上に努めていきます。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

(a) 株式ブローキング業務の強化

 当社は、オンラインベースのブローキング業務を重視し、「選択と集中」を進めることで収益の最大化を図ってい

きます。当社のコア業務である株式ブローキング業務については、個人投資家の様々なニーズの中から絞込みを行い、

最も合致した商品・サービスを開発・提供することで顧客満足度を高め、顧客基盤の強化を図る戦略が効果的である

と認識しております。当期においては、PTS(私設取引システム)への注文の取次ぎを開始し、夜間取引の取扱いを開

始したほか、ネットストック・ハイスピードを始めとする各種取引ツールを継続的に改善しました。今後も個人投資

家のニーズに合致したサービスを開発・提供することで顧客満足度を高め、個人投資家から選ばれる証券会社になる

ことを目指します。

 

(b) 商品・サービスの拡充

  当 社 は、 コ ア 業 務 で あ る 株 式 ブ ロ ー キ ン グ 業 務 に 加 え、 オ ン ラ イ ン ベ ー ス で の 先 物 取 引、 外 国 為 替 証 拠 金 取 引

(FX)、投資信託等の各業務についても強化していきます。当期においては、AIを活用したFX向け情報ツール「AIチ

ャ ー ト ・ FX 」 の 提 供 を 開 始 し た ほ か、 ロ ボ ア ド バ イ ザ ー に よ る ポ ー ト フ ォ リ オ 提 案 サ ー ビ ス 「 投 信 工 房 」 に お い て、

ポートフォリオ運用にかかる管理料が無料のアドバイス型サービスとしては日本初となる「自動リバランス」機能を

追加するなど、サービスの拡充・改善に努めました。また、当社の取扱商品・サービスを補完するための取組みとし

て、フィンテック企業との提携を積極的に進め、不動産クラウドファンディング「OwnersBook」および自動貯金サー

ビス「finbee」とのサービス連携を実施しました。

 

(c) ブランドの確立

 当社はこれまで、手数料の自由化以前に証券業界で横並びであった株式保護預かり料を無料化したことや、一日定

額制の手数料体系「ボックスレート」を採用したこと、返済期限が実質無期限の「無期限信用取引」を導入したこと、

信用取引の規制緩和にあわせて手数料および金利・貸株料が原則として無料となるデイトレード限定の「一日信用取

引」を導入したこと等、業界の慣習を打ち破る施策を率先して実施したことにより、個人投資家から支持されてきた

と認識しております。

 当期においては、2016年11月に取扱いを開始した投資信託について、「お客様の最善の利益の追求」、「利益相反

の適切な管理」、「お客様にふさわしいサービスの提供」を担保する目的で、「投資信託の販売に係る基本方針」を

公表し、その中で販売手数料を徴収しないこと、商品の仕組みが複雑な投資信託は取扱わないことを宣言しました。

顧客本位のサービス提供に努める姿勢を示すことにより、他社との差別化を図っていきます。また、ロボアドバイザ

ーを活用した当社独自のポートフォリオ提案サービス「投信工房」は、投資の初心者でも、国際分散投資による安定

し た 資 産 運 用 を 「 い つ で も 」、「 簡 単 」、「 手 軽 に 」、「 低 コ ス ト で 」 開 始 で き る よ う な サ ー ビ ス を 実 現 し て お り、

これまで証券業界がアプローチしきれていなかった顧客層の獲得を図ります。当社は2018年5月に創業100周年を迎え

ますが、今後も新たな施策を顧客に提示し続けることで、「イノベーティブな証券会社」としてのブランドの確立・

(7)

(4)会社の対処すべき課題

(a) 顧客基盤の拡大

 当社を含むオンライン証券会社は、口座数ベースでは幅広い顧客基盤を有しているように見えますが、口座数全体

に対する稼働口座数の比率は低く、取引頻度が高い一部の顧客に収益の大半を依存している状況にあります。そのた

め、顧客層の裾野拡大に継続して取り組むことが今後の課題となっております。当期においては、SNSを活用した広告

宣伝や、WEB上で口座開設申込手続きが完了するよう口座開設申込画面の刷新を行ったほか、WEBサイトにおいて新規

顧客の獲得や潜在顧客を取引へつなげるための導線を改善するなど、引き続きデジタルマーケティングの強化に取り

組んでおります。

 他方、個人株式保有額に占めるオンライン証券の割合は年々拡大しており、対面証券に預けられている個人投資家

の金融資産は継続的にオンライン証券業界に流入しております。そこで当社としては、取引頻度が高い顧客向けのト

レーディング・サービスを継続して強化していくとともに、取引頻度は低いものの将来に向けて資産形成を目指す顧

客 に 向 け た ア セ ッ ト ・ サ ー ビ ス で あ る 投 資 信 託 に も 注 力 し て い き ま す 。 投 資 信 託 の 分 野 に お い て も、 株 式 と 同 様 に、

対面証券からオンライン証券への顧客および資産の流入推進に取り組み、新たな顧客層の獲得を図ります。

(b) 取引システムの安定性の確保及び取引ツールの拡充

  取 引 シ ス テ ム の 安 定 性 の 確 保 は、 オ ン ラ イ ン 証 券 会 社 の 生 命 線 で す 。 顧 客 が 安 心 し て 取 引 す る こ と が で き る よ う、

システム障害やサイバー攻撃、自然災害といった想定されるリスクへの対策を講じるとともに、取引量の増加に備え

たキャパシティを確保し、取引システムの安定的な稼働に努めます。また、個人投資家にとって最高の取引環境を提

供することが他社との差別化に資するため、顧客向け取引ツールについてもIT技術の進化・普及等を踏まえて拡充し、

個人投資家の取引スタイルの変化に応じた取引環境の提供に努めます。当期においては、AIを活用したFX向け情報ツ

ール「AIチャート・FX」や「投信工房」のスマートフォン向けアプリの提供を開始するなど、引き続き取引環境の改

善に取り組んでおります。

(c) コンプライアンス体制の強化及び顧客サポート体制の充実

 当社では、金融機関としての信頼性の維持・向上に資するコンプライアンス体制について、より一層の強化に努め

ます。また、新商品や新サービス提供等の業容拡大に対応するため、店舗を有しないオペレーションの特殊性を踏ま

え、コールセンターを通じた顧客サポート体制についてもさらなる充実を図ります。当期においては、iDeCo(個人型

確定拠出年金)の取扱い開始に合わせて、コールセンターに「iDeCoサポート」を設け、専門のオペレーターが対応す

る体制を整えております。

(d) 低コスト体制の維持

 証券業の業績は、株式市況の動向に大きく左右され、当社の主たる収益源である株式等委託手数料収入や金利収入

の振れ幅は比較的大きいといえます。また、業界における各種取引手数料は、諸外国と比較して最低水準にまで低下

しております。この数年、顧客の争奪に係る手数料引き下げ競争は落ちついておりますが、米国においてフィンテッ

クベンチャーの参入を契機にオンライン証券業界における手数料引き下げ競争が再燃していること、日本においても

新規参入企業の発表が相次いでいることを踏まえると、再び価格競争が生じる可能性は否定できません。そのような

中で継続的に利益を生み出していくためには、低コスト体制の維持が不可欠です。効率的な事業オペレーションは当

社の競争優位性にも資するものと考えており、引き続きコスト管理について厳格に取り組むことで、低コスト体制を

維持していきます。

(e)株主への利益還元

 当社は、株主への利益還元を重要な経営課題として位置付けております。業績に応じた株主利益還元策の実施を基

本 方 針 と し、 新 た な 成 長 に 資 す る 戦 略 的 な 投 資 に よ る 企 業 価 値 拡 大 の 追 求 と 併 せ て、 株 主 の ご 期 待 に 応 え て い き ま

す。配当政策につきましては、「1.経営成績等の概況 (5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当」

をご参照ください。

(5)その他、会社の経営上重要な事項

該当事項はありません。

3.会計基準の選択に関する基本的な考え方

 当社は、日本国内における証券業を中心にした業務を営んでいることから、当面は日本基準を採用することとしてお

(8)

4.財務諸表及び主な注記

(1)貸借対照表

(単位:百万円)

前事業年度 (平成29年3月31日)

当事業年度 (平成30年3月31日)

資産の部

流動資産

現金・預金 25,743 36,256

預託金 467,212 455,512

金銭の信託 5,950 5,813

トレーディング商品 1,408 2,258

商品有価証券等 0 0

デリバティブ取引 1,408 2,258

約定見返勘定 15 ―

信用取引資産 245,202 310,574

信用取引貸付金 237,047 308,037

信用取引借証券担保金 8,154 2,537

有価証券担保貸付金 9,536 7,331

借入有価証券担保金 9,536 7,331

立替金 26 177

顧客への立替金 26 177

その他の立替金 0 0

募集等払込金 28 93

短期差入保証金 1,648 3,352

前払金 2 15

前払費用 213 175

未収入金 10 8

未収収益 4,174 4,689

繰延税金資産 203 272

その他 256 ―

貸倒引当金 △116 △156

流動資産計 761,510 826,368

固定資産

有形固定資産 958 845

建物 177 159

器具備品 347 251

土地 434 434

無形固定資産 4,118 4,465

ソフトウエア 4,118 4,465

その他 0 0

投資その他の資産 4,129 4,640

投資有価証券 2,893 3,572

出資金 8 8

長期貸付金 499 440

長期差入保証金 314 324

長期前払費用 17 14

繰延税金資産 675 408

長期立替金 1,179 1,165

その他 93 92

貸倒引当金 △1,549 △1,384

固定資産計 9,205 9,949

(9)

(単位:百万円)

前事業年度 (平成29年3月31日)

当事業年度 (平成30年3月31日)

負債の部

流動負債

トレーディング商品 281 143

デリバティブ取引 281 143

約定見返勘定 ― 2

信用取引負債 51,228 66,423

信用取引借入金 5,932 37,158

信用取引貸証券受入金 45,297 29,266

有価証券担保借入金 13,262 13,499

有価証券貸借取引受入金 13,262 13,499

預り金 272,048 253,016

顧客からの預り金 266,444 245,810

その他の預り金 5,604 7,206

受入保証金 205,409 207,875

有価証券等受入未了勘定 ― 8

短期借入金 126,100 187,600

前受収益 33 31

未払金 672 732

未払費用 903 1,107

未払法人税等 2,417 3,659

賞与引当金 174 227

流動負債計 672,527 734,322

固定負債

長期借入金 150 50

未払役員退職慰労金 204 204

その他 3 3

固定負債計 358 258

特別法上の準備金

金融商品取引責任準備金 3,012 2,987

特別法上の準備金計 3,012 2,987

(10)

(単位:百万円)

前事業年度 (平成29年3月31日)

当事業年度 (平成30年3月31日)

純資産の部

株主資本

資本金 11,945 11,945

資本剰余金

資本準備金 9,793 9,793

資本剰余金合計 9,793 9,793

利益剰余金

利益準備金 159 159

その他利益剰余金

繰越利益剰余金 72,859 76,268

利益剰余金合計 73,018 76,426

自己株式 △1,915 △1,896

株主資本合計 92,840 96,268

評価・換算差額等

その他有価証券評価差額金 1,898 2,359

評価・換算差額等合計 1,898 2,359

新株予約権 81 125

純資産合計 94,820 98,751

(11)

(2)損益計算書

(単位:百万円)

前事業年度 (自 平成28年4月1日  至 平成29年3月31日)

当事業年度 (自 平成29年4月1日  至 平成30年3月31日)

営業収益

受入手数料 17,253 18,968

委託手数料 16,260 18,250

引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘 等の手数料

13 14

募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等 の取扱手数料

1 5

その他の受入手数料 979 698

トレーディング損益 3 1,201

金融収益 10,467 12,040

その他の営業収益 4 2

営業収益計 27,727 32,210

金融費用 1,228 1,729

純営業収益 26,499 30,480

販売費・一般管理費

取引関係費 4,345 4,592

人件費 2,227 2,364

不動産関係費 891 845

事務費 1,841 2,104

減価償却費 1,267 1,549

租税公課 362 406

貸倒引当金繰入れ 311 △29

その他 317 117

販売費・一般管理費計 11,560 11,949

営業利益 14,939 18,532

営業外収益

受取配当金 91 91

その他 18 14

営業外収益計 109 105

営業外費用

その他 4 5

営業外費用計 4 5

経常利益 15,044 18,632

特別利益

金融商品取引責任準備金戻入 337 25

固定資産売却益 1 ―

特別利益計 338 25

特別損失

固定資産除売却損 15 1

特別損失計 15 1

税引前当期純利益 15,367 18,656

法人税、住民税及び事業税 4,573 5,753

法人税等調整額 97 △6

法人税等合計 4,670 5,747

(12)

(3)株主資本等変動計算書

 前事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

(単位:百万円)

株主資本

資本金

資本剰余金 利益剰余金

資本準備金 資本剰余金合計 利益準備金

その他利益剰余金

利益剰余金合計 別途積立金 繰越利益剰余金

当期首残高 11,945 9,793 9,793 159 4,250 66,384 70,793 当期変動額

剰余金の配当 △8,472 △8,472

当期純利益 10,697 10,697

別途積立金の取崩 △4,250 4,250 ―

自己株式の取得 株 主 資 本 以 外 の 項 目 の 当期変動額(純額)

当期変動額合計 ― ― ― ― △4,250 6,475 2,225 当期末残高 11,945 9,793 9,793 159 ― 72,859 73,018

株主資本 評価・換算差額等

新株予約権 純資産合計 自己株式 株主資本合計

その他有価証券 評価差額金

評価・換算 差額等合計

当期首残高 △1,915 90,616 2,066 2,066 37 92,718 当期変動額

剰余金の配当 △8,472 △8,472

当期純利益 10,697 10,697

別途積立金の取崩 ― ―

自己株式の取得 △0 △0 △0

株 主 資 本 以 外 の 項 目 の 当期変動額(純額)

△167 △167 44 △123

当期変動額合計 △0 2,225 △167 △167 44 2,101 当期末残高 △1,915 92,840 1,898 1,898 81 94,820

(13)

 当事業年度(自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日)

(単位:百万円)

株主資本

資本金

資本剰余金 利益剰余金

資本準備金

その他資本 剰余金

資本剰余金 合計

利益準備金

その他利益剰余金

利益剰余金合計 繰越利益剰余金

当期首残高 11,945 9,793 ― 9,793 159 72,859 73,018 当期変動額

剰余金の配当 △9,499 △9,499

当期純利益 12,908 12,908

自己株式の取得

自己株式の処分 △1 △1

自己株式処分差損の振替 1 1 △1 △1

株 主 資 本 以 外 の 項 目 の 当期変動額(純額)

当期変動額合計 ― ― ― ― ― 3,409 3,409 当期末残高 11,945 9,793 ― 9,793 159 76,268 76,426

株主資本 評価・換算差額等

新株予約権 純資産合計 自己株式 株主資本合計

その他有価証券 評価差額金

評価・換算 差額等合計

当期首残高 △1,915 92,840 1,898 1,898 81 94,820 当期変動額

剰余金の配当 △9,499 △9,499

当期純利益 12,908 12,908

自己株式の取得 △0 △0 △0

自己株式の処分 19 18 18

自己株式処分差損の振替 ― ―

株 主 資 本 以 外 の 項 目 の 当期変動額(純額)

460 460 44 504

(14)

(4)キャッシュ・フロー計算書

(単位:百万円)

前事業年度 (自 平成28年4月1日  至 平成29年3月31日)

当事業年度 (自 平成29年4月1日  至 平成30年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

税引前当期純利益 15,367 18,656

減価償却費 1,267 1,549

貸倒引当金の増減額(△は減少) 310 △125

賞与引当金の増減額(△は減少) △74 53

金融商品取引責任準備金の増減額(△は減少) △337 △25

受取利息及び受取配当金 △10,164 △12,069

支払利息 883 1,677

固定資産除売却損益(△は益) 13 1

預託金の増減額(△は増加) △91,400 11,700

金銭の信託の増減額(△は増加) △1,300 △200

トレーディング商品の増減額 231 △987

約定見返勘定の増減額 2 17

信用取引資産及び信用取引負債の増減額 2,277 △50,177

有価証券担保貸付金の増減額(△は増加) △1,667 2,205

立替金及び預り金の増減額 71,774 △19,183

有価証券担保借入金の増減額(△は減少) △1,576 237

受入保証金の増減額(△は減少) 22,768 2,466

短期差入保証金の増減額(△は増加) 518 △1,704

その他 △625 695

小計 8,268 △45,215

利息及び配当金の受取額 9,832 11,590

利息の支払額 △874 △1,485

法人税等の支払額 △5,716 △4,556

営業活動によるキャッシュ・フロー 11,510 △39,665

投資活動によるキャッシュ・フロー

有形固定資産の取得による支出 △118 △9

有形固定資産の売却による収入 1 ―

無形固定資産の取得による支出 △1,827 △2,020

投資有価証券の取得による支出 △20 △20

その他 △50 △17

投資活動によるキャッシュ・フロー △2,014 △2,067

財務活動によるキャッシュ・フロー

短期借入金の純増減額(△は減少) △2,000 61,500

長期借入れによる収入 300 ―

長期借入金の返済による支出 △100 △100

自己株式の取得による支出 △0 △0

ストックオプションの行使による収入 ― 0

配当金の支払額 △8,469 △9,492

財務活動によるキャッシュ・フロー △10,269 51,908

現金及び現金同等物に係る換算差額 0 △0

現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △772 10,176

現金及び現金同等物の期首残高 29,865 29,093

(15)

(5)財務諸表に関する注記事項

(継続企業の前提に関する注記)

該当事項はありません。

(セグメント情報等)

(セグメント情報)

  当社は、オンライン証券取引サービスの単一セグメントであるため、記載を省略しております。

(持分法損益等)

該当事項はありません。

(1株当たり情報)

当事業年度 (自 平成29年4月1日

至 平成30年3月31日)

1株当たり純資産額 384.12円

1株当たり当期純利益 50.28円

潜在株式調整後1株当たり当期純利益 50.24円

 

(注) 算定上の基礎  

 1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益

項目

当事業年度 (自 平成29年4月1日

至 平成30年3月31日)

1株当たり当期純利益

当期純利益(百万円) 12,908

普通株主に帰属しない金額(百万円) ―

普通株式に係る当期純利益(百万円) 12,908

普通株式の期中平均株式数(株) 256,741,264

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

普通株式増加数(株) 199,670

(うち新株予約権(株)) (199,670)

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり 当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要

(重要な後発事象)

参照

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このような状況下、当社グループ(当社及び連結子会社)は、中期経営計画 “Vision 2023”

○決算のポイント ・

2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 自己資本比率(%) 39.8 39.6 44.0 46.4 時価ベースの自己資本比率(%) 48.3 43.3 49.2 35.3

[r]

○「調査期間(平成 6 年〜10 年)」と「平成 12 年〜16 年」の状況の比較検証 . ・多くの観測井において、 「平成 12 年から